──元教員が語る「男子だけの伸ばし方」
高学年になって急に勉強へ向かわなくなる男子、いますよね。
- 注意しても聞こえてない
- 説明しても届いてない
- やる気がある“時”だけ謎に加速
- 自分の都合でしか動かない
- 一度座ったら集中するけど、座るまでが長い
これは“男子あるある”ですが、
実は 男子は女子よりも「自走力の発達がゆっくり」 です。
理由は単純。
脳の発達段階そのものが違う から。
ここの理解があるだけで、
男子の勉強サポートは劇的にラクになります。
1.男子が自走できないのは“能力の問題ではない”
男子は女子に比べて、
- 注意の切り替え
- 作業への着手
- 視野の広さ
- 先を見通す力
- リスク管理
が少しだけ遅く伸びます。
これが悪いわけではなく、発達特性として自然なこと。
つまり男子が高学年になっても
「自分から動きません」
「言わないと始めません」
「計画立てられません」
これは“やる気がないから”ではない。
脳の構造と成長タイミングが違うだけ。
元教員として、これを理解した瞬間に
男子の勉強支援が驚くほどスムーズになります。
2.男子が勉強でつまずく理由【3つの本質】
男子特有のつまずきポイントを
実際の教室での実例とともに解説します。
◆①「なんとなく面倒」が全てに勝つ
男子は“今の気分”が意思決定をほぼ支配します。
- 「今…やりたくない」
- 「ちょっと疲れた」
- 「別のことしたい」
これが最強のブレーキになります。
女子は「やるべきこと」を優先しやすいですが、
男子は「気分」が先に立つ。
ここを無理に抑えると、反発か逃避が起きます。
◆②指示が抽象的だとまったく動けない
男子は、
- 「ちょっと勉強しなさい」
- 「早めに宿題やってね」
こういう“曖昧な指示”が一番苦手。
具体性がないと、
「…つまり何すればいい?」
となってストップ。
◆③達成感を感じる前に“飽きる”
男子は
- スモールステップの成功
- 短い時間の達成感
が必要なのに、大人はつい
「もっとやりなさい」
「続けなさい」
と長時間を求めてしまう。
飽き → 逃避 → 自信喪失
この流れが男子では超スピードで起きます。
3.男子が自走できない時に出る“3つのサイン”
元教員として100%一致していた傾向があります。
◆サイン①:机につくまでが長い
座れば集中するのに、座るまでのハードルが高い。
◆サイン②:「あとでやる」が口癖
これ、中身は「今は気分じゃない」の意味。
◆サイン③:宿題に“取りかかる瞬間”が遅い
プリントを出したまま固まっている。
取りかかりの遅さ=自走力の弱さ。
4.男子の自走力がガチ伸び“黄金ルール”
これは女子と全く違うアプローチで、
元教員として男子には絶対にこっちのほうが効きました。
◆①「行動の最初だけ」親が横に立つ
男子は“立ち上がり”が弱い子が多い。
だから着火は大人がサッとやる。
たった15秒でOK
- プリントを机に出す
- 最初の1問を一緒に読む
- 今日のやること3つを口頭確認
- タイマーセット
ここまでやると 男子は勝手に走り出す ことが多い。
重要なのは「最初だけ付き合う」こと。
全部つきあう必要はゼロ。
◆②「見える化」で男子の脳に“やる気スイッチ”
男子は視覚情報に強い。
- チェックボックス
- タイマー
- クリア表
- 今日のミッション3つを書いた付箋
こういう “成果が目で見える仕組み” があると、
男子はテンションが上がって行動が早くなる。
とくに「ミッション形式」は激強。
(例)
- ミッション①:漢字10問
- ミッション②:算ドリ2問
- ミッション③:音読1回
これだけで男子はゲーム感覚で動きます。
◆③「先にご褒美」ではなく「小さな成功」を先に与える
男子は、
「頑張ったらゲームしていいよ」
より
「1問解けた!俺できた!」
のほうが圧倒的に動く。
ご褒美は一瞬の力しか出ませんが、
成功体験は“行動を続けるエンジン”になる。
◆④男子には「言葉少な目の指示」
言葉は最小限が最強。
【NG】
「そろそろ宿題やったほうがいいんじゃない?今日やること多いよね?時間なくなるよ?」
【OK】
「音読→算数→漢字の順ね。タイマー10分セットしよ。」
男子は 短く・具体的・順番つき が刺さる。
◆⑤男子は“競争すると伸びる”
男子の強みは脳に備わった「競争のスイッチ」。
- 昨日より早く
- 昨日より1問多く
- タイマーより先に終わる
- 親より早く終わる
こういう“自分との戦い”で一気に伸びる。
5.元教員が見てきた「自走できる男子」のガチ特徴

男子が本当に伸びる時期は、
女子より 半年〜1年遅れてやってくる ことが多い。
でも、一度スイッチが入ると、
女子より驚異的な集中力と吸収力を見せます。
共通点は以下の通り。
◆①勝ちパターンを持っている
- 「算数は朝やると調子いい」
- 「音読は夜のほうがやりやすい」
- 「最初に漢字をやると乗れる」
こういう“自分の癖”を知っている男子は強い。
◆②集中しはじめたら一気にやり切る
男子特有の“没頭力”。
これが自走力の最大の武器。
◆③短い時間の積み重ねがうまい
男子は長時間より短時間のほうが結果が出る。
◆④親の言葉より“仕組み”で動いている
男子は感情より仕組み。
- タイマー
- ミッション
- クリア表
ここが整っているだけで驚くほど作業が進む。
まとめ!男子の自走力は“扱い方”さえ分かれば必ず伸びる
男子は高学年になると、一気に行動が読めなくなります。
でも、それは悪いことではなく、
男子という脳の成長のステージが変わっているだけ。
男子は
- やる前の着火
- 見える化
- 成功体験
- ミッション感
- ゲーム性
これが揃うと爆発的に伸びる。
そして一度軌道に乗ると、
男子は女子以上に「自走力の伸び幅」が大きい。
今つまずいていてもまったく心配なし。
男子はスイッチが入ると、ガチで変わりますよ!
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