高学年になると、
親がいちばんビックリするのが 「同じクラスなのに、なぜこんなに差がつくの?」 という現象です。
- テスト90点以上の常連
- 平均点前後をウロウロ
- つまずきの原因すら掴めない
この3層がクラスにくっきり現れる。
元教員としてガチで言いますが、
これは誰のせいでもなく、自然な学力の伸び方です。
そして残念ながら、
学校だけではこの“差の拡大”を完全に支えるのは不可能。(今だから言えます…)
でも朗報があります。
家庭のフォローが1枚入っただけで、
差が縮まるどころか、急激に伸びる子が山ほどいる。
今日はその理由を、教室のリアル・子どもの発達段階・教育学の視点から“ガチで”掘り下げます。
1.まず知ろう:高学年は“伸びる力”が大きく分かれる時期
高学年は、
実は全学年の中で もっとも学力差が広がる タイミング。
理由は3つ。
◆①内容が急に抽象的になる
特に算数の
- 割合
- 速さ
- 単位量
- 比例・反比例
このあたりは“感覚”では解けません。
論理的思考 × 抽象化 × 言語化 が必須。
ここで理解度が一気に分かれます。
◆②勉強量そのものが増える
低学年 → “1日10分でも形になる”
高学年 → “実力は積み上げ量で決まる”
つまり、
〇少しずつでもコツコツできる子
△やらない日が続く子
ここで差が開く。
◆③“自走力”の差がダイレクトに結果へ
高学年は
- 計画立て
- 時間管理
- わからない部分をどう扱うか
- 集中を維持する力
こういった メタ認知能力 が不可欠。
これが得意な子ほど伸び、
苦手な子は伸び悩みます。
つまり、
宿題をする“姿勢”の差が、学力差に直結してくる。
【「自走力」についてはこちらの記事を参照↓】
2.学校の授業は“平均ゾーン”の理解度に合わせざるを得ない
元教員として正直に言います。
学校は“個別最適”を掲げてはいますが、
実態はこんな感じ。
- 40人の理解度 → 3〜4段階に分かれる
- でも授業は45分
- 全員に合わせるのは物理的に不可能
だから、授業はどうしても
“真ん中のゾーンに合わせる”
これが限界。
●テスト90点常連の子
→ 授業は「復習タイム」になりがち
→ もっと難しい題材を欲している
●平均点ゾーン
→ 授業のスピードがちょうどいい
→ でも少しのつまずきで落ちやすい層
●つまずき原因が分からない子
→ 45分では追いつかない
→ どこで迷っているか“個別に見ないと分からない”
先生は全力でやってます。
でも現場感覚で言うなら…
“全員を深く見たいけど、時間が1/3しか足りない”
これがリアルな本音。
だから高学年は、
どうしても“個人差”がそのまま結果に出る。
3.家庭で学力を伸ばせる本当の理由


元教員として何度も見てきました。
「え?この子、こんな伸びるの!?」
という子の多くは、
家庭のフォローがほんの少し入っていました。
理由は3つ。
◆①子どもは“どこでつまずいたか”を自分で言えない
特に高学年になると…
「どこがわかんない?」
→「全部…」
→「なんか違うんだよね」
こうなります。
でも家庭で少し話すだけで、
つまずきポイントが見えることがある。
◆②“復習のタイミング”を家庭が作れる
学校は前へ前へと進む。
戻る余裕はほぼない。
でも家庭なら
- 1つ前の単元
- 基礎計算
- 教科書の例題
- ステップ1の問題
必要な復習が“ピンポイント”でできる。
これが伸びの分岐点。
◆③家庭で褒められると伸び率が爆上がり
高学年でも、いや高学年だからこそ
親に褒められると学習意欲が跳ね上がります。
特に男子は“単純に嬉しくて伸びる”し、
女子は“気持ちが整って伸びる”。
少しのサポートで、
学校だけでは作れない加速度がつく。
4.家庭でできる“学力差を縮めるガチ戦略”
◆①1週間の学習を“見える化”
高学年は見通しが苦手。
これだけで一気に安定します。
- 何をいつやるか
- どれが優先か
- 終わったチェック
- テストまでの逆算
付箋やホワイトボードで十分。
◆②テスト前は“つまずき発見タイム”を15分
長時間やる必要ありません。
- 間違った問題を一緒に確認
- 理由を軽く聞くだけ
- できない理由を責めない
「つまずきを言語化」 → これだけで伸びる。
◆③基礎問題こそ最強の伸びどころ
高学年の親は、応用をやらせたくなりますが
実は 基礎の反復が最強。
割合も
分数も
速さも
語彙力も
中学準備の英語も
全部、基礎の質で決まる。
◆④間違いは“素材”として扱う
間違った問題は怒る材料じゃなくて、伸びる材料。
- なぜ間違えたか
- どの段階で迷ったのか
- 問題の読み取りか
- 計算か
- 思考か
これを短く一緒に見てあげればOK。
5.元教員は見た!「家庭のフォローで合格ラインを超える子」
家庭のフォローが入ると…
- 平均点→80点台
- 70点→90点
- 50点→70点
- 「わからない…」→「ちょっと楽しい」
こういう変化が日常的に起こります。
なぜなら、
家庭フォローは“1対1の最適化”ができる唯一の場所だから。
学校ではほぼ真似できません。
まとめ:高学年の学力差は家庭で伸ばせる!
高学年の学力差は
誰が悪いわけでもなく、
発達と内容の難易度の都合で「自然に広がる」もの。
でも、
家庭が少しだけ“寄り添う・整える・気づかせる”だけで
差は縮まり、むしろ逆転も普通に起きます。
高学年はまだまだ伸びる。
まだまだ間に合う。
元教員ガチ勢として本気でそう思っています。
【勉強につまずく原因についての記事はこちら↓】
【小学校高学年の勉強全般についてのお悩みまとめ記事↓】













コメント