高学年になると必ず出てくるのが、
「塾行きたくない…」「もう辞めたい…」
という一言。
小4〜小6は、塾の退会・変更・迷いがもっとも多い時期です。
親としては焦りますよね。
「やっと慣れてきたと思ったのに…」
「辞めたら成績落ちるんじゃ…」
「このまま中学に行って大丈夫?」
ただ、元教員として断言できます。
慌てるとほぼ100%逆効果です。
ポイントは、
“辞めたい理由は、成績や学習ではなく心の負担であることが圧倒的に多い”
という事実に気づくこと。
ここを理解しておくと、親の対応はガチで変わります。
【ステップ①】高学年で「塾辞めたい」が急増する理由
大きく5つあります。
①体力・メンタルがギリギリ
高学年は
- 授業が難しくなる
- 宿題量が増える
- 友達関係が複雑になる
- 部活が本格化
- 習い事の負担がアップ
つまり、子どもは“ただでさえ疲れている”。
そこに塾が加わると、頑張り屋の子ほど限界が来ます。
塾を嫌がるのは「怠け」ではなく
“エネルギー不足のサイン”
のことが多い。
②「できる子との差」を日々見せつけられてしんどい
学校では見えにくかった差が、塾ではハッキリします。
- テキパキ進む子
- 先生にどんどん質問する子
- 宿題を完璧にやってくる子
ここで、
「自分だけできない…」
と感じる子は本当に多い。
そして本人はそれを言えません。
いちばん言いたくないからです。
③先生との相性が合わない
塾の先生が悪いとかではなく、
「子どもとの相性」が影響します。
- 話すスピードが速い
- 説明が長い
- 指摘が厳しめ
- 盛り上げタイプが苦手
など、
相性はガチで学習意欲に直結します。
学校の教員時代、私はこれを嫌というほど見てきました。
塾を変えたら別人のように勉強する…なんてこともザラです。
④友達関係で気まずい
高学年あるあるです。
- 仲の良い子がやめた
- グループができて浮いている
- 座る場所がない
- 授業が静かすぎて緊張
これも「辞めたい」「行きたくない」に直結します。
⑤“塾に通う目的”が本人の中で消えている
親が払っているからこそ、子どもは
「なんで行ってるんだろう?」
と分かんなくなる時期があります。
目的を見失った状態で塾に行くと、
ただの“苦行”になります。
【ステップ②】辞めたい理由は“表面の言葉”で判断しない
子どもが言う理由はコレです:
- 「疲れた」
- 「つまんない」
- 「先生キライ」
- 「勉強したくない」
- 「〇〇くんがいない」
でもこれは
表面上の理由=言いやすい理由。
本音はもっと深いところにあります。
元教員としての経験ですが、
9割以上の子が“自信の低下”を抱えています。
これを言葉にできないからこそ、
「辞めたい」に置き換わる。
親が聞くべきは、
●「塾でいちばん困ってること何?」
●「困る場面はいつ?」
●「行くのがイヤになる瞬間は?」
“原因の場面”を特定すると改善が一気に進みます。
【ステップ③】親が絶対にやってはいけない対応
これは全保護者に全力で伝えたいガチポイント。
✗①「ここで辞めたら終わりだよ」
不安を煽ると逆効果。
“将来の話”は効きません。今しんどいから。
✗②「みんな頑張ってるよ?」
全く響きません。
むしろ自信が下がります。
✗③「せっかくお金払ってるのに」
これは本気で避けてほしい。
子どもは価値基準が「お金」ではありません。
【ステップ④】元教員が勧める“ガチで効く対応”

①まず「辞めたい」に同意する
反対ではなく同意。
これが最大のコツです。
「そっか、辞めたいくらいしんどいんだね」
これだけで子どもは一気に冷静になります。
②決断は“即日”しない
感情の波で言っていることが多い。
家庭ルールとして
「1週間は様子を見る」
を作っておくと落ち着きます。
③“辞めたい理由の構造”を親子で一緒に探す
先生時代によく使った方法を紹介します。
下の3つに分類するだけで、原因が一気に見えます:
- 先生・友達・環境
- 内容の難しさ
- 体力・疲労
- 宿題量
- モチベーションの迷子
紙に書くだけでOK。
子どもは驚くほど素直に答えます。
④改善策を“1つだけ”決める
改善点は1つでいい。
3つも4つも改善すると逆に悪化。
例:
- 席を変えてもらう
- チャイム前に友達と行く
- スタート時間を15分遅らせる
- 宿題を半分にして相談
“改善=行動が変わる”なので、
効果がすぐ出ます。
⑤一度辞めてもOK。再開ルートはいくらでもある
元教員として言っておきます。
塾は“戦略の一つ”であって、義務ではない。
いったんやめて
- 勉強を立て直す
- 自学習慣をつける
- 違う塾を試す
これで成績が伸びる子は山ほどいます。
「辞める=終わり」ではありません。
むしろ“作戦変更”です。
【ステップ⑤】塾を辞めたい子どもが救われる“本質”
塾に行きたくないと言う子のほとんどは、
怠けているのではなく、「自信の残量」が尽きている
だけです。
あなたの子はサボりでも弱気でもありません。
自分の力だけで状況を抱えきれなくなっているだけ。
そこに親が寄り添えば、子どもはガチで立ち直ります。
まとめ:塾を辞めたい高学年には親の共感を!
- 高学年で「塾やめたい」は珍しくない
- 本当の理由は“心の負担”のことが多い
- 親が慌てると逆効果
- まず同意し、原因を一緒に整理する
- 改善策は1つでOK
- 辞めても再開ルートはいくらでもある
そして何より、
子どもは「理解してくれた」と感じた瞬間に復活します。
これが高学年の最大の特徴であり、親のいちばんの力ですよ!
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