算数は国語よりもノートの質が点数に直結します。
授業スピードが速く、考え方のステップが多いため、ノートが整理されていないと、
- どこで間違えたのか分からない
- 文章題を途中で見失う
- 図を描かずに計算だけ突っ走って失敗
- 単位変換のミスが頻発
という“算数あるある事故”が起きます。
でも安心してください。
算数ノートには、伸びる子が例外なく共通して持っている**「鉄板の型」**があります。
今回はその型を高学年向けに徹底テンプレ化しました。
【結論】算数ノートは“4分割構造”で書く
算数は情報量が多いため、「めあて→基本→例題→自力」の流れが最も定着率が高いです。
【レーン①:上段】
◆今日のめあて(算数はとくに重要)
算数の授業の本質は「考え方の習得」。
ここが書けていないと、ただ計算をこなすだけの作業ノートになります。
【例】
【今日のめあて】
□ 分数×分数の意味を説明できるようにする
□ 割合の“もと・比べられる量・割合”を使い分ける
□ 速さの文章題を図にして整理する
【レーン②:左側】
◆基本のまとめ(公式・考え方・単位)
算数は「基本の型」がぶれると100%迷子になります。
高学年はここが弱い子が多いので、左側に“辞書ページ”をつくるイメージです。
■算数の基本まとめテンプレ
①公式(必ず語句付きで)
速さ = 道のり ÷ 時間
道のり = 速さ × 時間
時間 = 道のり ÷ 速さ
②単位の関係(穴埋め式がベスト)
1km = 1000m
1時間 = 60分
1L = 1000mL
③ポイント(黄色マーカーOK)
□ 割合は「もと」を100%とする
□ 図を書くと問題が整理される
□ 分数のわり算は“逆数をかける”理由も書く
この左レーンは、テスト前の強い味方になります。
【レーン③:中央】
◆例題(途中式・図・考え方をしっかり書く)
算数教育の専門的に言うと、
「途中式+図+考え方」=理解の三点セット
これがそろっているノートほど成績は安定します。
●例題テンプレ(割合の文章題)
【例題】
あるクラスの人数は40人です。男子はそのうち45%です。男子は何人ですか。
【図】(かならず描く)
40人(全部) → □人(男子45%)
[帯グラフ風に描くと良い]
【式】
40 × 0.45 = 18
【考え方】
「もと」が40人だから、40人の45%を求める。
●例題テンプレ(速さ)
【例題】
分速80mで15分歩くと、何m進むでしょう。
【図】
スタート――――――(80m/分)×15分――――――ゴール
【式】
道のり=速さ×時間
80×15=1200m
【考え方】
1分で80mなので、15分ぶん進む距離を求める。
●例題テンプレ(図形)
【例題】
縦8cm、横12cmの長方形の面積を求める。
【図】
□(縦8、横12の図を描く)
【式】
8×12=96㎠
【考え方】
縦×横で求める。
図形は図の有無で点がまるっと変わるので、必ず描く!
【レーン④:右側】
◆自力問題+振り返り(最重要ポイント)
高学年になると、
「説明してもらえばできるけど、自分で解くとできない」
という“あるある現象”が激増します。
これは「確認のステップ」が足りないから。
右側に“自力ゾーン”を作るだけで劇的に変わります。
■右側テンプレ
【自分でやってみる】
□ 基本問題1
□ 基本問題2
□ 応用1(できなければ×印)
【見直し】
□ 単位そろえた?
□ 式の意味を説明できる?
□ 図は描いた?
このチェック3つだけでミス率が減ります。
◆【算数ノート完成イメージ(分数ver)】
【今日のめあて】 ・分数×分数の意味を説明できる
【基本まとめ:左】
□ “かけ算=部分の部分を求める”
□ 1/2 × 1/3 の意味を図で理解する
(単位や考え方まとめ)
【例題:中央】
【例題】
1/2 × 1/3 の意味を図で考える
【図】
□を3つに分けて1つ色 → 1/3
その1/3を2つに分けて1つ → その部分が1/2
【式】
1/2 × 1/3 = 1/6
【考え方】
「1/3の半分」を図で確認して求める。
【自力:右側】
□ 2/3 × 1/4
□ 3/5 × 2/3
【見直し】
□ 図を描いた?
□ かけ算の意味言える?
もし縦3分割が窮屈な場合は、下のようにしてもいいと思います。
【今日のめあて】 ・分数×分数の意味を説明できる
【基本まとめ:左】
□ “かけ算=部分の部分を求める”
□ 1/2 × 1/3 の意味を図で理解する
(単位や考え方まとめ)
【例題:右】
【例題】
1/2 × 1/3 の意味を図で考える
【図】
□を3つに分けて1つ色 → 1/3
その1/3を2つに分けて1つ → その部分が1/2
【式】
1/2 × 1/3 = 1/6
【考え方】
「1/3の半分」を図で確認して求める。
【自力】 【見直し】
□ 2/3 × 1/4 □ 図を描いた?
□ 3/5 × 2/3 □ かけ算の意味言える?
これが“ガチで伸びる子”の算数ノート構造です。
◆【家庭での算数ノートの支え方】

●①左レーン(基本)の整えだけ親が手伝う
子どもが苦手な単元ほど、ここに丁寧な辞書ページが必要。
●②中央レーン(例題)は子ども主体
写すだけにならないよう、“途中式+図+考え方”を声かけ。
●③右レーン(自力)は絶対に手を出さない
ヒントも出さず、本人が“どう迷うか”を見るのがポイント。
●④チェックは週1回で十分
毎日やると親子バトルになるのでNG。
◆まとめ:算数は4分割テンプレで強化できる!
高学年になるほど、
ノートの質=思考の質=テストの質
になっていきます。
今回の算数ノートの型は、
元教員として「これ以上ない」と胸を張れるテンプレです。
使い始めれば必ず変わります。
ぜひ今日の宿題から、ちょっとずつ取り入れてみてください。
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